
2018
2024年鳥取県立美術館のオープンにあわせて、米子で芸術祭をやりませんか!
Project Outline


ベルリン/東京を拠点にユニークな発想と大胆な仕掛で人々の度肝を抜く作品を制作してきた西野達を招聘し、AIR475の今後を構想するリサーチプロジェクトです。2017年に鳥取県立博物館企画展「シリーズ ミュージアムとの創造的対話01 Monument/Document 誰が記憶を所有するのか」で米子の中心市街地で作品制作した西野は、街が空洞化し放棄されたようなマイナスの状況に大きな可能性を感じました。この街は多くのアーティストを招くことのできる「隙間」を持っていると。そこで西野とAIR475は、2025年の鳥取県立美術館開館を機に、数名のアーティストを招き米子市の加茂川周辺に作品を点在させ、まちを歩きながら作品に触れる芸術祭を構想しました。西野は米子のまちをリサーチし「加茂川芸術祭(仮称)」の具現化する構想を練り、その成果をシンポジウム「2024年鳥取県立美術館のオープンにあわせて、米子で芸術祭をやりませんか!」で発表。まちの未来を考える人たちの共感を得たプロジェクトとなりました。
2018
【滞在期間】 | 2019年2月18日~3月3日 |
【パブリック・プログラム】 | 2月22日 地ビールフェスタ ミラーボールカー展示 2月26日 シンポジウム「2024年鳥取県立美術館のオープンにあわせて、米子で芸術祭をやりませんか!」 3月3日 西野達と行く米子まちあるき |
Artist Profile

西野 達 Tatsu Nishino
1960年,名古屋市生まれ.
武蔵野美術大学を修了後,1987年ドイツのミュンスター芸術アカデミーで彫刻を学び、1997年から主にヨーロッパで活動。都市を舞台とした人々を多く巻き込む大胆で冒険的なプロジェクトで国際的に知られる。街のモニュメントや街路灯などを取り込んで部屋を建築しリビングルームや実際にホテルとして営業するなど、パブリックなものをプライベートに変容させることで日常的な観念を壊し,鑑賞者に強烈な刺激を与える。現在ではベルリンと東京を拠点に活動。
2011年シンガポール ビエンナーレでのマーライオンを取り込んでホテルを建設した《The Merlion Hotel》、2012年ニューヨークのプロジェクト《Discovering Columbus》(Public Art Fund)、2014年のロシアのエルミタージュ美術館内のインスタレーション《So I only want to love yours》(Manifesta10)など。
日本で は2005年《横浜トリエンナーレ》2006年銀座エルメスでの《天上のシェリー》、2010年《あいちトリエンナーレ》、2017年21_21 DESIGN SIGHT《「そこまでやるか」壮大なプロジェクト展》、2017年「西野達in BEPPU」など。2017年鳥取県立博物館企画展《ミュージアムとの創造的対話(1)[誰が記憶を所有するのか]》に参加。米子市中心市街地にて作品を制作展示した。